発見フィルム: その1 Leitz Hektor 12.5cm f:2.5 + Lieca MD

今週末は三連休。
おもてはこの冬初の雪交じりで、東京も最高気温が1℃との事。



こういう時は温めた部屋でじっくり掃除やたまったモノの整理などするのがよい。
棚の上のboxにほり込んでいたフィルムの整理をしていると、忙しさにかまけて未スキャンのままだったフィルム達がゾロゾロと見つかった。
デジタル写真と違って何の記録も残っていないフィルムたち。それでもネガ・ポジ、モノクロ・カラー、フィルムフォーマット、レンズの画角、あとは自分の記憶を紐解けば概ね、何時何を使った写真かはわかるものだ。
これから何回かに分けて記憶を紐解きつつ未スキャンだったフィルム達の記録を残しておこうと思う。
まず最初はLeica のVisoflex レンズ、 Leitz Hektor 12.5cm f:2.5 をLeica MD に装着して撮影したものだ。いつもCanon 5D に装着して利用しているレンズゆえ、フィルムの撮影結果を確認するのは初めてだ。撮影時期は写っているものから判断すると、1年+α くらい前の時期と考えられる。

Leica MD / Leitz Hektor 12.5cm f:2.5 / Fujicolor 100


Hektor 12.5cm はポートレート用のレンズらしく、デジタルでの撮影結果は全体的に淡いゆるい写りをするレンズだったのでLeicaフィルム機での撮影結果にあまり期待はしていなかったのだが、今回、出来上がりを確認すると意外にも立体感良く、フォーカスのあった部分はシャープな描写をしており、本来のフィルム機での撮影時のHektor の実力を再認識した次第だ。

Leica MD / Leitz Hektor 12.5cm f:2.5 / Fujicolor 100




Leica MD / Leitz Hektor 12.5cm f:2.5 / Fujicolor 100














描写になかなかの立体感も感じる。これはデジタル撮影時には気づかなかった。

Leica MD / Leitz Hektor 12.5cm f:2.5 / Fujicolor 100
しばらく使っていなかったレンズだが、またデジタルでもフィルムでも使い倒したくなった。元々はモノクローム写真が主流だった頃のレンズであり、次回は是非モノクロームでの描写も楽しみたいと思う。

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