Leica's Leitz Hektor 12.5cm f:2.5 (Viso)

Leica のVisoflex(レンジファインダーのMシリーズを一眼レフ化する装置)
Link : Leitz Elmar 9.0cm F4 (Viso) メインテナンス
用のレンズはフランジバックの関係で各社の一眼レフで使える。

マウントアダプターは一通り揃えているんだが、フルフレーム機はCanon 5DだけなのでもっぱらCanonで使用している。今日はViso用レンズの中でもひときわ存在感の高い、 Hektor 12.5cm f:2.5を紹介する。



ちにみにHektor(ヘクトール)とはギリシャ神話のトロイ戦記で英雄Achilles(アキレス)と戦ったトロイの勇者の名前だが、
Link: Hektor(ギリシャ神話)
Leica全盛期を支えたレンズ設計者の愛犬の名前がこのHektorであったらしく、かくしていくつかのLeica銘玉にこの名前がつけられたらしい。


フードやレンズキャップに至るまで作り込みに抜かりなく、Leica全盛期を偲ばせてくれる、素晴らしい作りのレンズだ。そして素晴らしく重いw。測ってみたら820g!Sigma Artシリーズもびっくりの重さだ。




絞り羽根は20枚の精緻なもので、どの絞り値においても丸bokehが美しい。
レンズ構成はシンプルな3群4枚構成であり、焦点距離から推測してポートレート用レンズであり、その目的通り、全体的に柔らかな描写だ。絞り解放付近ではまるで印象派絵画のような世界が切り取れる。












Canon 5D / Leitz Hektor 12.5cm f:2.5




最短撮影距離は1.2mであり、ビンテージレンズとしてはそこそこ近接撮影が出来るのも美点だ。

Canon 5D / Leitz Hektor 12.5cm f:2.5






アシュきちのポートレートも良い感じw。

Canon 5D / Leitz Hektor 12.5cm f:2.5













































あと、このレンズで撮影していると、あからさまに周りのカメラを提げた人たちがこちらを凝視するのも良いね。



コメント