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3月, 2022の投稿を表示しています

花は咲く

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人がどう変わろうと、変わりなく季節は巡り、巡る季節の花が咲く。 紅葉の木の下で今年も春のスミレが咲いている。彼女が好きだった花だ。 FUJIFILM X30 実は今日は冬中ずっと枯れていた原種のテッセン(クレマチス)を伐採して全て捨てるつもり予定にしていた。園芸種と違って派手な花は咲かせない、彼女好みの素朴なつる性植物だ。ところがどうだろう。伐採するつもりでテッセンの所へ出向くと伐採の日の今日になって新緑が芽吹いている。確か一昨日までは枯れたままだったのに・・。 FUJIFILM X30 旅立った彼女からの、「私のお気に入りのテッセン、まだ捨てないでね!」という伝言・・・と受け止めた。やはり今年もテッセン達はこのまま活かす事にする。テッセン達の場所に撒く予定だった、昨年採取した朝顔の種、彼女もテッセンの朝顔へ植え替えについては了解していたはずなんだが・・いや、そう言えば確か種を採取した朝顔の花の色の話をした時、「その色は好みじゃ無い」と言ってたっけ・・「朝顔は淡い色が好き」だと。分かったよ。 さて、どうしようかね、朝顔の種。 iPhone 11 今朝の撮影に使用したFUJIFILM のX30、2/3インチセンサーのコンパクトカメラだが作りは本家Leicaも真っ青の本格派だ。写りもシャープだし、フジフィルムの色だし、Macroモードもあってとても重宝するカメラだ。彼女とのお出かけフォトは大体FUJIFILM の2/3インチセンサーカメラを持ち歩いてた。ほんと良いシリーズだったよ。今売ってるAPS-Cセンサーのよりも良いのでは?。私の思い出バイアスもあるが、そう感じている。

Nikon F5 50th Anniversary 再起動(その1)

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Nikon F5 50th Anniversary model のために入手していたフィルム時代の銘玉、AF Nikkor 85mm f:1.4 D 。近頃ようやく使う気持ちが生じてきた。やはりこれも春のエネルギーのなせる業だろうか。"Spring"とはよく言ったものだ。 そんな気持ちに押され、10月頃から横目で一瞥しては結局ずっと触っていなかった F5 をようやく今日保管庫から出してみた。いつ見てもカッコ良いんだがやはりこの塊り感の触感も最高だ。ストラップはF5の標準モデルはしょぼいロゴ入りの細めのものなのだが、この50周年記念モデルは現在の上位モデルと同様のしっかりとした5cm幅のNikonカラー特製ストラップが付いている。F5は長年使うつもりなので2台保有しており、今日持ち出したこいつは少しヤレている個体で、あともう一台、箱入り娘がいる。 少なくとも10月くらいからF5は触っていなかったのでバッテリーパックはとっくに自己放電で干上がっているだろうと思っていたら、驚いた事にパネル表示上はフル充電状態のままだった。流石はプロ機だなと感心。他に驚いた事に、てっきり空だと思っていたフィルム室には何やら入っているようじゃないか!フィルムカウントも既に11を示していた。何やら俺は撮影していたらしいぞ。まずいな。完全に記憶が揮発しているよ・・。 確認窓から見えるフィルムの銘柄は400TMY。当然記憶に無いので調べてみるとKodakのT-Max400らしい。しかもF5に装着されている新品同様のSIGMA 105mm DG Macro、こんなレンズ俺持っていたっけ?機敏に動く完動品だが、俺いつ買ったんだろうか・・。痴呆??眺めているうちに、頭の靄が少しづつだが晴れてきた。そうだ。今日改めて気づかされたが、昨年の10月以降、年の瀬まで写真どころじゃなかったんだ。その頃の記憶がかなり飛んでしまっている。このレンズを買ったのは確か9月頃だったような・・。10月頃何かを撮影しようとしてたんだね。虚な気持ちで。おつかれさんだったね、俺。 Springに浮かされたとは言えまだまだ本調子ではない心持ちなんだが、とにかく今日、重戦車のような F5 を持ち出す気持ちになった事は大きな一歩前進だ。2枚だけだが、今日もフィルムカウンターを進める事が出来た。官能的な「シャコッ」とい...

春の雪

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 桜も咲き始める中、今日の都内は雪模様。 こんな日にはチャイコフスキーのくるみ割り人形を聴きながら、暖かい珈琲を淹れ、甘い物を食べながらあの日々を懐かしく思い返す。雪の日はいつも。 Nikon1 V1 / 1 Nikkor 32mm f:1.2 道行く人をパシャリ。傘の女性、傘が赤いとSaul Leiter風になったのに・・・。でも雰囲気よし。 Nikon1 V1 / 1 Nikkor 32mm f:1.2 これが今シーズン最後の寒気かな。 寒い間に色々と銘玉を仕入れちゃった。まるで糸が切れたタコのような自分。 でもきっと許してくれていると思ってるよ。何時見ても優しく微笑んでいてくれる君。 さて撮影に使ったNikon 1 V1、(デザインは)秀逸なカメラだといつも思う。 今売ってるやつより余程良いよ。ホント。

Sony じゃない α-7

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 しばらく前から α-7 を使っている。と言っても、Ⅳ型が人気品薄の、鳥瞳AFの、 Sony α-7。じゃあなくてMinoltaの α-7 だ。正確にはKonicaMinolta α-7 Digital という、CCDセンサー610万画素(!!)のDinosaur Cameraだ。 馬鹿な人だね~って?違うんだヨ。Sony α-7やα-9っていつでも買える。でも直ぐに型落ち。「○○早速予約しました!」ってマウントトークを聞かされ心穏やかざる日々を過ごす・・。んでまた買い換える・・。 日なが一日鳥ちゃん(カワセミ)を狙ってるおじさん達の三脚列を良くアシュきち散歩で通るんだけれど、自分は年老いてもあの列に加わらない確信はある。 さてSony じゃないα-7(Digital)だが、基本フィルム機のα-7とデザインは非常に似ていて、インターフェースもほぼ同じ。大変気に入っている。  描き出す絵はCCDのもの。Fujifilm のS-3/5 proほど個性的ではないが、フィルムライクという意味で私の好み。これまたDinosaur Lensの Tokina AT-X Pro 80-200mm f/2.8 を装着。非常に凝ったメカのうえ、縮緬塗装仕上げのレンズだ。 フィルム時代とかぶるこの頃のTokina Proシリーズはネットでの評判は散々のようだがカリカリハイコントラストが好まれるデジタルでは仕方が無いかな。でもこのレンズボディの作り一つとっても価値あるレンズだ。 Konica Minolta α-7D / Tokina AT-X Pro 80-200mm f/2.8 光の条件で変化する描写特性なので注意が必要だが、そこに気をつければ α-7 Dinosaur との組み合わせにおいでもなかなかシャープな写りとなる。 Konica Minolta α-7D / Tokina AT-X Pro 80-200mm f/2.8 三脚おじさん達のアイドル、カワセミちゃん。 Konica Minolta α-7D / Tokina AT-X Pro 80-200mm f/2.8 結構フリンジが出てるね。こういう光条件では絞ってもあまり改善されないです。設計者の狙った描写?だとすると随分マニアだな。 下の写真とかベールを纏ってまるでLomographyのレンズみ...