Yashica-44 Room Photography

コロナ自粛期間にYashica-44 + マニュアルフラッシュで室内撮影した127フィルムの現像結果を、遅ればせながらスキャンした。 

127フィルムをEPSONのスキャナーでスキャンする時は127専用のフィルムフォルダーが無いため、40mm×40mm スクエアーサイズでアンチニュートングラス付きのスライドマウントに1枚ずつセットしている。このマウントは外枠サイズが35mmフィルム用のスライドマウントと共通のため、35mmスライドマウント用のフィルムフォルダーにそのままセットしてスキャンが出来る。

























イワシの煮付けの食卓を撮影した下の写真は、汎用フラッシュのPanasonic PE-20Sをバウンスさせずにauto modeで撮影したもの。まあ綺麗に写ってはいるのだが、やはり、フラッシュによる陰がはっきり出てしまってるし、ご飯の白い部分などはフラッシュ閃光により白飛びしてしまっている。典型的なフラッシュ撮影のフィルム写真って感じだ。
色が黄色がかっているのは、使用したフィルム(Rera Chrome 127)の色相特性によるもの。

Yashica-44 / Rera Chrome 100 / Panasonic PE-20S



































このような仕上がりになる事は予想していたので、今回、Panasonic PE-20Sを天井にバウンスさせるための装置を組み上げてフィルムの後半は天井バウンス撮影で食卓や室内を撮影してみたのだが、何しろフィルム撮影はデジタル撮影と違って、その場で結果の確認が出来ないので「運を天に任せて」撮影するしか無かった・・。



果たして結果は、・・大失敗!だった。
撮影時に撮影しながら、光量不足を、頭の中で心配はしていたのだ。
本来バウンス機能の無い、Panasonic PE-20Sを無理矢理に受光部ごとに天井に向けていたため、フラッシュ受光部が天井の室内照明用のライトで測光してしまい、思いのほかPE-20Sの発光量が少なかったようだ。何しろ二眼レフは撮影中はファインダーを覗き込んでいるので、どれくらいフラッシュが発光したか、良く分らない。
殆どのバウンス撮影結果が真っ黒で、辛うじて写っていたのが、このバンズとサラダを撮影した写真。夜では無かったので、窓から差し込んだ外光に助けられて、少しは写ったようだ。


今回は、露光条件にシビアなリバーサルフィルムであった事もあり、露光不足の写真は他は全滅となってしまった。

ビンテージカメラで手軽に、良いフラッシュ撮影出来るためのシステム構築を考えないといけない、と考えた次第。コロナ自粛下での撮影、勉強になりました。

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