インゲンの謎
インゲンは好きなのだが、いざ自分の財布で買う立場になって見ると思いの他値段と量のバランスが良くない事を知った。食べたいなと思いながらもなかなか買えずにいたのだが、先日「オマーン産」なるインゲンを近所のスーパーで発見した。買ってみると日本のインゲンと違い、おなかと背中の繊維が無いようだ。調理がし易いのは良いが、厳密に言うと日本のインゲンとは親戚関係にはあっても同じ品種ではないのかも知れない。でもたっぷり食べられるなら良しとしよう。 彼女が作るインゲンの炒め物にはいつもかつお節やツナが入っていたのを思い出して、記憶をたぐって良く作ってくれたカレー炒めを作る事にした。彼女がカレーと合わせていたのはツナ缶だったかも知れないが今回はイワシ節を合わせてしまった(作った後からツナだったかも?と気づいた)。 Nikon1 V1 / 1 Nikkor 32mm f:1.2 インゲンの炒め物は初めてなのでCookPadで調べると皆さん下ゆで無しで炒めていらっしゃる。しかし醤油大さじ1杯とか書いてあるので、その水分で炒め煮するのだなと理解して自分はお酒で炒め煮にしてみた。ところが結構お酒を入れてもなかなかインゲンは堅く、美味しい柔らかさにはならない。仕方無いのでお湯を少し加えて蒸し焼き、ようやく柔らかい炒め煮となった。ところが水分が残って見た目が炒め物っぽく仕上がらない。さてこの時に最後にイワシ節を加えてみるとあら不思議。きれいにイワシ節が残った水分を吸収してうまい具合に仕上がるじゃないか!今回ツナ缶では無かったがツナ缶でも概ね同じような結果が得られるだろう。なぜカレー炒めなのに魚系を合わせる?と不思議だったのが、納得の結果だった。 いつも美味しいインゲン炒めを作ってくれてありがとうね。と改めて彼女に感謝したんだ。