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AF Nikkor 58mm f:1.4 G を遂に使った

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 AF Nikkor 58mm f:1.4 G 。Nikon 自身がその写りを”3D HiFi”と呼称する、Nikon 渾身のF マウント Gレンズだ。数年前に F6を新品購入した際に、その勢いに乗じて同時に購入していた。 買ったものの、性格が貧乏性なものでもったいなくて F6同様、今まで使わずに防湿庫に秘蔵して来た。 FUJIFILM S3 Pro / AF Nikkor 58mm f:1.4G 最近 Finepix S3 Pro を再購入してその独自の写りの世界を再認識すると、無性に AF Nikkor 58mm f:1.4 Gとの組み合わせで写真を撮りたくなった。という事で秘蔵していたレンズの、今回初めての shake down。結果は素晴らしいものだった。 Nikkor 58mm f:1.4 G の dreamy な描写と S3 Pro 独自の色世界との組み合わせ。思った通りの唯一無二の写りだ。 コンパクトなS3 Proに大口径の 58mm f:1.4 G を装着するとまるで小型のミラーレンズを装着している感じで見た目には少しインバランスだ。APS-Cサイズという事で換算焦点距離 87mm。ちょうどポートレート用途向きになる。 秘蔵の F6 ではなく、F5 への装着例。バランス的にはこちらの方が良いと思う。58mm f:1.4 Gは大口径レンズとしては軽量なので 重量級の F5 に着けても軽快に撮影出来そうだ。いずれはポジフィルムやEktarで試したい。

Welcome back ! S3 Pro

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 Fujifilm  S3 Pro が数年振りに手元に戻ってきた。X-3 Pro、じゃなく、S3 Pro。X-3 Proと違って本来の意味でのプロフェッショナルモデルだ。 Welcome back! と言っても、以前自分が使っていた同じ個体ではなく今回新たに購入し直したもの。前の個体を売却後、後継機のS5 Proを購入したのだが、同じセンサーなのになぜかフジクロームモードの仕上がりが結構違う事に気がついた。S5 Proももちろん大変良い発色なのだが、S3 Proよりナチュラルになった感じだ。今後どんな機種でも再現される事がないであろうS3 Proの唯一無二の写り。 FUJIFILM S3 Pro /  AF-S DX Nikkor 55-200mm VRII 以前S3 Proを使っていた時は、縦グリップ一体型のボディーを大型に感じていたが、その後購入して使っている他の縦グリップ一体型モデルと比べると随分小型で軽量である事を今回再購入して感じた。前の個体も売らなければ良かったと後悔している。 F5とのサイズ比較。サイズも重量も大人と子供くらいに違う。 同じくAPS-CモデルのD2と比較しても大きな兄貴と小さな弟という感じ。 このサイズ感と重量が良いね。シャッター音も大変静かだ。S5 Proの使用頻度が減るかも。 FUJIFILM S3 Pro /  AF-S DX Nikkor 55-200mm VRII

Topcon PRIMO JR -Room Photography ? -

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コロナ自粛中にトライした、127(Vest)判フィルムでもRoom Photography! はほぼ失敗した。と 前回 、 前々回 のYashica 44 での結果で報告した。 同じ時にTopcon PRIMO JR でも room photography を試していたんだけれど、こちらはさらに残念な結果で、何も(!)写っていなかった。原因は再度トライして確認したいと考えているが、シャッターのフラッシュシンクロのタイミングが合ってないことを疑っている。   このPRIMO JR、通常撮影時もなんとなくシャッターのタイミングが遅いように感じる時がある。 次回は良く空シャッターを切って慣らしてから試してみようか。 以下の写真は何枚か撮っていた、日中の通常撮影のもの。 絞り開放(f:2.8)で最短撮影距離(60cm)で撮ったもの。PRIMO JR、二眼レフとしては寄れる方だと思う。 Topcon PRIMO JR / Rera Chrome 100 こちらも絞り開放付近。少し絞ったかもしれない。f:3.5くらい? Topcon PRIMO JR / Rera Chrome 100 哀愁のTokyo 2020。Tokyo 2021でも開催は難しそうだ。PRIMO JRにフードは装着していたが、結構ハレーションが来ている。   Topcon PRIMO JR / Rera Chrome 100

Yashica 44 Room Photography - Newton Ring の件 -

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 前回の補足。 127フィルムをデジタル化のためにスキャンする時には、 anti-newton ring glass 付きのスライドマウントにいつも入れている。実は anti-newton ring glass 仕様になっているのはスライドマウントの片側のカバーグラスだけで、もう一方の側は普通の透明なカバーグラスだ。 なので、スライドマウントにカットしたフィルムをセットする時は写真に示すように、普通の透明グラスの方(グレーの方)を下に敷いて、その上にフィルムを凸に山なりにセットし、最後に上から anti-newton ring グラスのカバー(白い方)をかぶせてプレスし、セットする必要がある。カバーグラスとの間で newton ring が出来るのは、常にフィルムの凸側の方だからだ。ちなみに anti-newton ring グラスは完全に透明では無く、表面に細かい凹凸があるので、若干磨りガラスっぽく見え、その分、透明度は少し犠牲になる。 これを逆にして、透明なカバーグラスをフィルムの凸側、anti-newton グラスをフィルムの凹側にセットしてしまうと、下の写真にあるように、カバーグラスとの間でばっちりと newton ring が発生してしまう。  Newton ring が発生したスライドをスキャンするとどうなるだろうか。 結果は下に示す通り、赤い枠で囲んだ部分に newton ring が現れてしまっている。 下の写真は元々露光を失敗しているし、模様付きのタオル部分に newton ring が現れているので目立ちにくいが、写真によっては大きな視覚上の影響が出るだろう。 Yashica 44 / Rera Chrome 100 Anti-newton ring のグラスは透明度を犠牲にしているので、もし newton ring の影響ががスキャン画像に現れなければ、透明なカバーグラス側同士でスライド作成した方がクリアな画像が得られるかもしれないと考えた訳だが、それは避けた方が良さそうだ。 最後に、Kodak のラボで現像時にパンチングされてしまった、可哀想なアシュきちの写真。 Yashica 44 / Rera Chrome 100 最後の端の方までフィルムを使い切ったので、現像時にクリップする場所が無かったかな? もう少し工夫してよ!