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Schneider-Kreuznach Tele-Xenar 135mm f:4 x Foveon

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Schneider-Kreuznach Tele-Xenar 135mm f:4。 Kodak Retia 用のDeckel mount レンズだ。DKL-M42 + M42-SA マウントアダプターでSIGMA SD15 に装着。 このレンズ、135mmという事と、最短撮影距離が 4m!という驚きのスペック故、非常に安価で取引されている。私が所有しているのは小型化と軽量化が図られた後期型だ。それでもやはり最短距離は4mのまま・・・。 作りも良いし、デザインも悪くない。それにDeckel mountのレンズは概ね取り付けベース付のKodakマーク付ケースと一緒に売られており、コレクション心をくすぐられる。この135mm以外に90mm、50mm、35mmを所有している。いずれも不当に?安価で取引されており、懐には良い具合だ。28mmは少し相場が高く、まだ購入に踏み切っていない。 レンズ構成はいわゆるXenotarタイプの 4群5枚構成らしい。XenotarはRolleiflex なんかに使われたタイプ。良いんじゃないか? SD15に装着すると35mm換算で約 230mm の立派な中望遠となる。 Xenotartタイプとはいえ、モノコートのビンテージレンズ。多くの期待は出来ないが何より最短4mの撮影距離が被写体選び、構図選びのハードルを上げる。 良く Sony α7 にヘリコイド付アダプター経由でオールドレンズが云々、のレポートを見るが、ビヨ~ンと間延びしたマウントアダプターの先っぽの方にレンズがくっついている図って美的バランスが完全に破たんしている。 美しいオールドレンズ達は出来るだけ現代でも美しく使ってあげたい。ゆえに一眼レフ用のオールドレンズの装着先はデジタル一眼レフかせいぜいデジタルLeica 止まりだろう。むろんフィルム機なら尚よい。 SIGMA SD15 / Schneidar-Kreuznach Tele-Xenar 135mm f:4 ↑ 悪くはないが、ちょっと二重ボケが出てますな。Foveonとの相性...

SMC Fish-Eye Takumar 17mm f:4 x Foveon (3)

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久し振りに SD15 を使ってみた。 Foveon センサーにはSigma Art レンズを付けるとシャキッとシャープに撮れるのはわかってはいるんだが、今日のチョイスは再び Fish-Eye Takumar 17mm f:4。 SD15のセンサーサイズはAPS-Cとフォーサーズの真ん中くらいなので、35mm換算にすると 29mm。 近接での中央部分描写はホント良いと思う。この描写が無かったら直ぐにでも手放せるんだが…。Quattro H だと換算 22mm になるのかぁ・・・欲しいナ。 少し光が入ると絞りのゴーストがばっちり出るところがレトロな感じで良い。 レンズ性能としては問題だろうが・・。 遠景の描写は絞り込まない条件だとイマ一歩か。そんな時はモノクローム現像でごまかすと良い。  

Leica's Leitz Hektor 12.5cm f:2.5 (Viso)

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Leica のVisoflex(レンジファインダーのMシリーズを一眼レフ化する装置) Link : Leitz Elmar 9.0cm F4 (Viso) メインテナンス 用のレンズはフランジバックの関係で各社の一眼レフで使える。 マウントアダプターは一通り揃えているんだが、フルフレーム機はCanon 5DだけなのでもっぱらCanonで使用している。今日はViso用レンズの中でもひときわ存在感の高い、 Hektor 12.5cm f:2.5を紹介する。 ちにみにHektor(ヘクトール)とはギリシャ神話のトロイ戦記で英雄 Achilles(アキレス)と戦ったトロイの勇者の名前だが、 Link: Hektor(ギリシャ神話) Leica全盛期を支えたレンズ設計者の愛犬の名前がこのHektorであったらしく、かくしていくつかのLeica銘玉にこの名前がつけられたらしい。 フードやレンズキャップに至るまで作り込みに抜かりなく、Leica全盛期を偲ばせてくれる、素晴らしい作りのレンズだ。そして素晴らしく重いw。測ってみたら820g!Sigma Artシリーズもびっくりの重さだ。 絞り羽根は20枚の精緻なもので、どの絞り値においても丸bokehが美しい。 レンズ構成はシンプルな3群4枚構成であり、焦点距離から推測してポートレート用レンズであり、その目的通り、全体的に柔らかな描写だ。絞り解放付近ではまるで印象派絵画のような世界が切り取れる。 Canon 5D / Leitz Hektor 12.5cm f:2.5 最短撮影距離は1.2mであり、ビンテージレンズとしてはそこそこ近接撮影が出来るのも美点だ。 Canon 5D / Leitz Hektor 12.5cm f:2.5 アシュきちのポートレートも良い感じw。 Canon 5D / Leitz Hektor 12.5cm f:2.5 あと、このレンズで撮影していると、あからさまに周りのカメラを提げた人たちがこちらを凝視するのも良いね。

夏休みはムダモノ買いの季節(その3: Mamiya C330 S & Mamiya C220 F )

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季節はずれの台風25号が運んできた熱風で今日は真夏の暑さだ。 今日は季節の上では既に過ぎ去った夏を思い出しつつ、夏休みの暇に任せた、ムダ物買いの紹介第三弾(これにて打ち止め?)だ。 数年前にJunkのMamiya C220を購入し、キレイにして使っていたが、如何せん元がJunkなものであるからして、完調なMamiya C220、特に最終モデルのC220 Fに憧れを持っていた。出物(?)をこの夏休み中に見つけ、休み気分でポチっとやってしまった・・。 そしてなぜだか分からないが、C220よりも本格仕様の C330 、しかもこちらも憧れの最終モデルS が、その後届いた!ww C220 F、届いてから分かったのだが、作りはプラスティックも部分的に使い軽量化も考慮しているようだが、サイズはオリジナルのC220よりも一回り大きくなってしまっておりコンパクトさはスポイルされてしまったようだ。こうなるとオリジナルのC220も捨て難く、デカいMamiya Cシリーズ二眼レフを三台も(!)所有する事になってしまいそうだ。写真は左からC330 S、C220 F、初代C220。 C220 Fの大きさはC330 Sと初代C220の間くらいだ。 Mamiya二眼レフは大変に嵩張る写真機なので3台もあると場所の確保が大変悩ましい。そしてMamiya三兄弟のために大型防湿Boxを追加購入したww・・。 こうしてCrazy街道邁進中。ムダ物買いは楽し。そしてフィルムカメラは美しい・・。