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SMC Fish-Eye Takumar 17mm f:4 x Foveon (2)

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SMC Fish-Eye Takumar 17mm は周辺部の色収差がやはり気になるところだし、経年変化のレンズ変色がカラーバランスにも影響している。期限切れのフィルムみたいな色になる。色々現像ソフトで色味を矯正するのは趣味じゃない。 元々モノクロームが主流だった頃のレンズ設計だから仕方ないところだが、だったらモノクロームセンサーとしても優秀なFoveonではモノクローム現像の方が良い結果になるのでは?。 試した結果は以下の通り。なかなか良いんじゃないだろうか。十分使える。ゴースト、フレアはご愛嬌。 SIGMA SD 15 / SMC Fish-Eye Takumar f:4 Yellow Filter 内蔵のイエローフィルターを使用しているので黄色い蝋梅が白く抜けて良い感じだ。面白い。 下の写真は内蔵フィルターをレッドフィルターに切り替えて写したもの。色フィルターなしに比べて青色のコントラストが強調されている。その下のプラタナスの写真もレッドフィルターを使用して空の青色が良いコントラストとして出ている。 SIGMA SD 15 / SMC Fish-Eye Takumar f:4 Red Filter SIGMA SD 15 / SMC Fish-Eye Takumar f:4 Red Filter いやーモノクロって面白いわ。 但しSD15 なので、換算焦点距離30mmだ。今一つ視界が広くない。 Quattro H が欲しくなった。

SMC Fish-Eye Takumar 17mm f:4 x Foveon

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SigmaのFoveon センサーはレンズを選ぶ。 安いズームレンズだとフリンジなどの収差が汚く目立ちFoveonの解像感をそぐためだ。とは言え、fullframe対応のArtレンズは概して高価であり、おいそれとは買えないのだ。 貯蓄期間の憂さ晴らしにはマウント遊びがもって来いだが、SAマウントで唯一のマウント変換アダプターとして、M42マウントアダプターというのがあり、いずれもビンテージレンズではあるが旭光学や旧Zeissなどの数多くレンズがSigma一眼レフに使える。 私の現有Sigma機SD15はAPS-Cより小さいセンサーサイズのため、fullfurameクロップ換算1.74となるため、広角域の純正Artレンズが無い。そこでM42マウントのSMC Super Fish-Eye Takumar 17mm f:4をマウントアダプター経由でSD15で使ってみた。fullframe換算で焦点距離約30mmの広角レンズとなる。 SMC Fish-Eye Takumar はコンパクトなデザインが気に入って所有しているがどうも近距離以外はシャッキリ写らない印象なので、今回。シャープなFoveonセンサーならどのような写りになるのかた試してみたかった。 ちなみにコンパクトな筐体に収まるレンズ構成は複雑な7群11枚、最初にモノコート版が1967年に発売され、私が所有するマルチコート版は1973~976年に生産されたとの事。40年以上前のビンテージ物だ。 https://www.pentaxforums.com/lensreviews/S-M-C-Super-Fish-Eye-Takumar-17mm-F4.html 陽射しの弱い冬はFoveonセンサーの苦手な時期ではあるが、結論から言うと、しゃっきりしないものはFoveonでもしゃっきりしないなと言う事みたいだ。 開放f値が4もあるのでついつい開放のまま写したくなるが、ボケなどは諦めて、f値 8くらいに絞り込んで撮影した方が良いようだ。  SIGMA SD15 / SMC Fish-Eye Takumar 17mm f:4   SIGMA SD15 / SMC Fish-Eye Takumar 17mm ...